「専任英語講師」の独り言
- 山根克史

- 1月4日
- 読了時間: 2分
今までに何度次のような意見❓を耳にしたことか。「日本人の貧弱な英会話力」は英文法中心の日本式英語教育のせいである、と。そして、「もっと会話中心の教育にすべきだ」と主張する。確かに、良さそうであり、一理ある。しかし、「授業以外の場で、しかも日常的に英語で話さなければならない環境が整っていれば〕の話であり、どう考えても、現実的ではありません。
そもそも、中高6年間で、一定の単語(語い)力と文法(語法)力を身に付けていれば、どうにか単語を並べることが出来る水準に達していてもおかしくない。英文の語順通りに何とか単語を発すれば、きっと外国人も、意味を汲み取ってくれるはずです。(何故なら、外国人が片言の日本語でも、正しい語順でことばを並べるなら、日本人には通じるものです。)
ところが、殆どの日本人の頭には、中高で学んだ英単語も英文法も、ほぼ残っていません。単語の並べ方など、全く頭に浮かびません。残念ながら、これが6年間も英語を学んだ日本人の成果なのです。本質的な英語よりも試験突破のための英語を重視した結果、間違いを気にする余り、気軽に口から出せなくなってしまったのではないか。(今でも試験突破の英語教育が、日本では主流のままです。)
考えてみれば、我々が日本語を使う時、常に文法的に正しいとは限りません。少なからず間違いを犯しているはずです。通じていれば、誰も一々そこまで気にしていません。もちろん、特殊な場面では厳密な言葉の選択と遣い方が求められますが。言葉とはそんなものです。
試験突破を主目的に英語を学ぶことは、どう考えても、言葉を学ぶと言う目的から可なり外れているし、そもそも、学んでいて楽しくはないことだけは言えるのではないか。やはり、そのためにも、実践で使える英語、つまり、本質的な英語の習得を目指すべきである。



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